小野田賢三 / KENZO ONODA

Parade(on film)

2020

シュルレアリズムの重要な概念を担っていたオートマティスム(自動書記)をデジタル構造の中に組み込み、その視覚的な出力をアナログ写真とライトボックスに見立てた天井照明に当て嵌めました。

小野田賢三

材料:108枚の ポジカラーフィルムにLEDランプ透過光
手法 : MAXプログラミング言語によるオートマティスムデジタルグラフィックスをリバーサルフィルムによるアナログ撮影後にスライドマウント(撮影 : セキグチアキラ)
協力 : 太田写真館(前橋)

 

※ヘリテージタワー エレベーター内の作品です。

 

 

小野田賢三 / KENZO ONODA

1961年、群馬県前橋市生まれ。大阪芸術大学芸術計画学科音響専攻、中退。40代を過ぎてからアーティストとしての活動を始める。それ以前は、NTTのエンジニアとして長年働くなど、技術者として培った音響やコンピューターシステムの知識が作品の背景にある。主な参加グループ展に、2008年「PARKHAUS」(クンストハレデュッセルドルフ、ドイツ)、2009年「静寂と色彩 :月光のアンフラマンス」(DIC川村記念美術館、千葉)、2013年「カゼイロノハナ 未来への対話」(アーツ前橋、群馬)などがある。主な個展に、2016年「東京ホテル」(gallery coexist-tokyo、東京)、2020年「Here, There and Everywhere」(Dimensions Art Center、中国)などがある。作家自ら自身の作品を「ミニマリズム」と評すように、最小限の音や色彩の動きを利用して人間のさまざまな知覚を問い直す作品群は、ジョン・ケージの影響も見て取ることができる。

 

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