MICHELE DE LUCCHI ROOM
客室サイズ | 51㎡ |
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ベッドサイズ | クイーン |
宿泊人数 | 2名 |
バスルーム | バスタブ、ハンド/レインシャワー、洗面、トイレ、ヘアドライヤー、バスローブ、バスアメニティ |
アメニティ | ミニバー、ミネラルウォーター(無料)、電気ケトル、セーフティボックス、タブレット電話、Bluethoothスピーカー、パジャマ、スリッパ |
貸し出し備品 | 氷枕、おむつ用ダストボックス、子供用便座、介護用浴槽椅子、花瓶、ベッドガード、ベビーベッド、靴乾燥機、除加湿空気清浄機、シューシャインセット、各種携帯用端末充電器、延長コード、変換プラグ、爪切り、電子体温計、HDMIプラグ、ワインオープナー、ソーイングセット、車椅子、ブランケット、アイロン、アイロン台、拡大鏡、アイスペール、ズボンプレッサー、体重計、オネショパッド、リモートワーク用デスク(Think Lab HOME) |
The 2725 Elements (Room)
日本家屋の屋根にもよく使われる「板葺き(いたぶき)」とは小さな木の板(こけらいた)を集めて作る技術のことで、驚くほどシンプルなアイデアに満ちています。この技術の起源は未だにわかっていませんが、
世界中のさまざまな地域で時代を超えて使用され、生産されてきました。
私たち建築家は、秩序だった趣や美意識を生み出すこの板葺きでデザインすることに特別やりがいを感じます。板葺きをいくつも使うことで、複雑に湾曲した球や波のかたちの設計が可能になり、硬い表面をやわらかく見せることができます。板材の間に隙間を設けることで、建築家は空間と距離を自由に行き来し、織物やカーテンのようなシースルー効果を生み出すことができるのです。
私たちはこのアイデアをSHIROIYA HOTELのプロジェクトに起用しました。
小さな部屋のコーナーや縁の部分のみを茅葺き状のカーテンで構成し、
全体的にやわらかさや軽やかさを感じさせる空間になっています。
ここでは、インテリアや彫刻にとどまらず、部屋そのものをアートインスタレーションにしたいと考えました。そのため、2725枚の板材を採用しています。
通常、ホテルの部屋名は数字で識別されるのが一般的ですが、
この部屋は特別な数字を持っている。そこで「2725 エレメンツルーム」と名付けました。
色合いもダークなトーンを選んだことで、表面の素材感と互いに調和し、
穏やかな静けさ、休息、そして良質な睡眠を誘うような感覚を伝えています。
ミケーレ・デ・ルッキ|MICHELE DE LUCCHI