LEANDRO ERLICH ROOM
客室サイズ | 25㎡ |
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ベッドサイズ | ダブル |
宿泊人数 | 2名 |
バスルーム | バスタブ、ハンド/レインシャワー、洗面、トイレ、ヘアドライヤー、バスローブ、バスアメニティ |
アメニティ | ミニバー、ミネラルウォーター(無料)、電気ケトル、セーフティボックス、タブレット電話、Bluethoothスピーカー、パジャマ、スリッパ |
貸し出し備品 | 氷枕、おむつ用ダストボックス、子供用便座、介護用浴槽椅子、花瓶、ベッドガード、ベビーベッド、靴乾燥機、除加湿空気清浄機、シューシャインセット、各種携帯用端末充電器、延長コード、変換プラグ、爪切り、電子体温計、HDMIプラグ、ワインオープナー、ソーイングセット、車椅子、ブランケット、アイロン、アイロン台、拡大鏡、アイスペール、ズボンプレッサー、体重計、オネショパッド |
建設中のSHIROIYA HOTELを初めて訪れたとき、既存の構造物を残しながらまったく新しいものを生み出すという、ソウ(藤本壮介氏)の斬新なアプローチに感銘を受けました。
解体から生まれる創造ーーそれはまさにクリエイティビティの本質ともいえますが、
ここではそれとは逆の不思議なプロセスを目の当たりにした気がしました。
ソウの作業を見ていると、この建物は、既存の形に新しいアイデアを取り入れることで非常にユニークな成果が生まれ、他に類を見ないものになるだろうと実感しました。
結果として、元々の建物部分をダイナミックに開削して生まれたスペースでは、空っぽの空間と、そこに漂う空気がもつ本来のパワーが浮き彫りになっています。その瞬間、
私はイタリアの作家イタロ・カルヴィーノの小説『見えない都市』の中にいるような気がしました。
この物語では、建物自体は目には見えないけれど、
建物を構成するパイプや電気管は見えるといった不思議な景色が描かれています。
そこから私は今回の建築のディテールを目に見えない生き物の血管のように思い描きました。
これが、建物全体に走る《ライティング・パイプ》の背後にあるインスピレーション源となっています。
建築とは、人間の想像力の表れであると同時に、今この瞬間の創造性、
そして日常生活との接点となるアートの力の出発点でもあるのです。
レアンドロ・エルリッヒ| LEANDRO ERLICH