Staff Interview : 経験を、次のステージへ
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10年のレストラン経験を経て、ホテルという新しいフィールドへ 仲間とともに
“心に残るサービス”を創り続ける
M.K.さん(SHIROIYA the LOUNGEマネージャー/2024年12月中途入社)
Q1:入社した理由・きっかけを教えてください
A:前職では、都内のレストランで約10年間勤務し、サービスの現場で多くの経験を積んできました。
地元に戻ることをきっかけに転職を考えていた頃、偶然目にしたのが白井屋ホテルのレストランでした。募集は出ていませんでしたが、強く惹かれるものを感じ、「一度食事をしてみよう」と足を運びました。
実際に訪れてみると、料理や空間、スタッフの所作のひとつひとつに“本気”が伝わってきました。
ゲストに誠実に向き合い、心を込めてサービスを届ける姿に感銘を受け、「このチームの一員になりたい」と強く思いました。食後にマネージャーへ「募集はされていますか?」と聞いたところ、翌日に連絡をいただき、面接を経て入社することになりました。
いちサービススタッフとして応募したつもりでしたが、ラウンジマネージャーとして新たな挑戦の機会をいただきました。ホテルラウンジの運営は未経験でしたが、迷うよりも「まずやってみよう」という気持ちで飛び込みました。
Q:現在の仕事内容を教えてください
A:現在はホテルのラウンジにて、朝食・ランチ・ティータイム、そして17時以降は吹き抜けの空間でご宿泊ゲストがドリンクや軽食を自由に楽しめる「アートラウンジ」まで、時間帯ごとに異なるゲストのニーズに対応するサービスを統括しています。
ホテルで働くのは初めてでしたが、通常の飲食店とは異なり、フロントや、ホテル内の他の部門(店舗)との連携が欠かせません。部門を超えてチームで最善を尽くすことに、日々やりがいを感じています。
また、ホテルという場所ならではの魅力として、ゲストと長い時間を共有できる点があります。
通常の飲食店では一度限りの出会いが多いですが、ホテルでは「昨日のご夕食はいかがでしたか」「今日はどちらへお出かけでしたか」といった会話を通して、ゲストのご滞在に寄り添うことができます。ゲストのことを深く知り、より丁寧におもてなしできる点に、この仕事の奥深さを感じます。
Q:チームの雰囲気はいかがですか?
A:ラウンジのメンバーは、立場に関わらず「ゲストにより良い時間を届けたい」と常に考えながら動いてくれています。
上下関係にとらわれず、意見を出し合い、メンバーの提案に対して「いいね、やってみよう」と受け入れる柔軟さがある。そこはとても良い環境だと思っています。
そうした環境の中で、スタッフが自ら手を挙げて挑戦し、その結果がゲストの笑顔につながった瞬間は、マネージャーとして何より嬉しく感じます。
Q:仕事をするうえで一番大切にしていることを教えてください
A:仕事の上で最も大切にしているのは、「常にゲスト目線で考えること」です。
飲食やホテルの世界では“業界の常識”のようなものが多くありますが、それが必ずしもゲストにとっての“心地よさ”と一致するとは限りません。だからこそ、「自分たちの行動は本当にゲストのためになっているか」を常に問い直すようにしています。
たとえば、誕生日や記念日などの特別な日に完璧な準備ができなくても、その時点でできる最善を尽くすことを大切にしています。
以前、退職の節目にお越しくださったゲストに手書きのメッセージを添えた際、「(スタッフの)名前と日付も書いてほしい」と涙ぐみながらおっしゃっていただいたことがありました。その瞬間、「自分の想いが相手に届いた」と実感しました。こうした“心に残るサービス”を、これからも大切にしていきたいと思っています。
Q:白井屋ホテルの魅力を教えてください
A:白井屋ホテルの魅力は、「やってみたい」という想いを実現しやすい環境があることです。
もちろん上長への相談は必要ですが、アイデアを形にするためのサポート体制が整っており、自ら行動する人を後押ししてくれます。
挑戦を歓迎する風土が根づいていることが、組織としての大きな強みだと感じています。
Q:今後の目標を教えてください
A:現在ともに働くスタッフが「白井屋ホテルで働いて良かった」と心から思える環境をつくること。
そして、訪れるゲストが「このホテルって本当に素敵だね」と感じてくださるような、温かく記憶に残る時間を提供したい。
その二つを実現するために、自ら行動を起こし、チーム全体で成長していける場をつくっていきたいと思っています。