SOU FUJIMOTO
藤本壮介
1971年北海道生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、2000年藤本壮介建築設計事務所を設立。2014年フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞(ラルブル・ブラン)に続き、2015、2017、2018年にもヨーロッパ各国の国際設計競技にて最優秀賞を受賞。2019年には津田塾大学小平キャンパスマスタープラン策定業務のマスターアーキテクトに選定される。2020年、2025 日本国際博覧会の協会事務局会場デザインプロデューサーに就任。主な作品に、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013(2013年)、House NA (2011年)、武蔵野美術大学 美術館・図書館 (2010年)、House N (2008年) 等がある。
「めぶく。」という前橋市のビジョンとともに生まれたこの白井屋ホテル。
藤本ルームは、その「めぶく」を体現した部屋です。
シンプルな内装の部屋の中で、家具と一体化した一輪挿しに生けられたいくつもの木々の葉が、空間に浮遊し、緩やかに場の抑揚を生み出します。
日々、水を替え、枝を替えて、丁寧に緑を設えることは、来客をもてなす日本の伝統です。
手間ひまをかけること、常に清らかに迎えること、共に生きること。
そんな思いが込められた部屋です。
藤本壮介|SOU FUJIMOTO